社食のグルメ
今日は昼休憩時間の全てを睡眠に費やしてしまい食堂にいけなかった。
午後一番の会議が終われば購買部で仕事片手に食べられるものを買おうと思ったがその頃にはもう菓子パンしか残っていなかった。生クリームとあんこが詰まったメロンパン。こんなもの食べたら胸焼けしてしまう。
さて会議は予定よりも早くに終わったし、次の会議まで30分以上余裕がある。
普段は前すら通らない第二食堂に行くとドアノブに掛かったプレートには「営業中」と書いていた。どうやら第一食堂よりは長く経営しているらしい。休憩時間はとうに過ぎているのに再度休憩を取ることへ罪悪感を覚えつつ僕は入店した。
第一食堂では500円あればお腹いっぱい食べられるというのに、第二食堂の日替わり定食は750円くらいする。そのせいで高いという印象を持っていたが改めてディスプレイを見てみるとサービス定食は540円だ。これなら非常に高い、ということはない。
且つ1000人は収容できるだろう第一食堂に対し、第二食堂は100席ほどと比較的狭く、第一食堂と違ってウェイトレスがいる。
第一食堂ではみな盆を持って行進し、棚に並べられた食品を取り、食後マシーンを通して支払いをする。同じ作業服を着て味気ない皿の上のものを食べている光景は「ショー・シャンクの空に」を想起させる。
他の客の大半はゲストタグをしていたし第二食堂は言うならば対外向けに設置された喫茶店だった。
僕は注文を伺いに来たウエイトレスにサービス定食を注文した。普段300円で昼食を済ましているぼくにいきなり750円の日替わり定食は手痛い。
第二食堂まで来て一番安い定食…それに、どうせ薄いハムを揚げただけの何の変哲もないやつが来るのだろうという思い込みを抱いたままそれは運ばれてきた。
ハムカツ2枚の傍には鱈の唐揚げもあった。ふむ、悪くない。
何も考えずハムカツを口に運び齧ぶ。サクッという音がした。箸で掴んだ時は気付かなかったがずいぶん肉厚だったのだ。これまではハムというより衣を食べているという表現が近かったハムカツが、これはそうではない。僕は今、衣ではなくハムを食べている。
衣はしっかりと、あくまで美味しさを包んで際立たせるだけの役割に徹していた。米もふっくらとしていて、普段米を食べないようにしている僕もこの米の味なら何杯でもいけると思った。
うん、まずくない!決してまずくないぞ!
…と、このエントリーはたんにこれを書きたかっただけだった。
じゃ、お疲れ様。