振って注げ、そしてバーテンダーをやれ

店に来ていたお客さんがバーテンとして独立する。こういう光景はよく見る。元々バーをしたくて色々巡って観察していた方もいるし、バーに通っているうちに自分でもしてみたくなった方もいるだろう。

店を持ちたい理由は人それぞれだ。

男なら、それが店であれ会社であれ家庭であれ自分の城を持ちたいと思うだろう。

バブル期に青年時代を過ごした年代は、バーテンになればモテるという理由ではじめた人も多いと聞く。そう聞くとバブルの恩恵はギリギリ受けられましたというバーテンダーにけっこう会っている気がする。
無論ぼくの観測範囲内でなんとなく思っていることだけど。


ぼくがバーテンダーになったのはただの偶然だ。
ただ流されるままにバーテンダーになっていた。

高校生の時は居酒屋でお酒を作るところを任されていたし、その後プールバーとまぁ平均的なバーでも働いてはいた。経験があるからとなんとなく続けているうちに、発見され持ち上げられることに自惚れを覚えたので辞めたいと思わなくなった。飲食業とは違う仕事にも就いていたし、ちゃんとしたバーテンになりたいと思ったのはごく最近のことだけど、そろそろ自分がしたいことが見えてきたのでまじめになろうと思っている。

受けた恩に感謝すればするほど人が、お酒が好きになる。
それが大阪のバーテンダーじゃないかと思う。

自分が望もうが望まないが、行く道はぼんやり見えている。

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