ブロガーは振り返らない

今年はタフだった。
詳細を書こうとしても書く手が進まない。
なんという年であったろう。この2016年は。

              ○
僕は冷たい街を何度も歩いた。

深い絶望を下敷きに幸福が成り立っていることに気付かぬふりをして、下を見ぬよう歩くことのなんと心細いことか。

そうしてうっかり忘れている時間のなんとありがたいことか。

どうしてだか出会う人のほとんどは暖かかった。
どうしてだか出会わなかった人のほとんどは恐ろしく思えた。
本当は皆、出会いさえすれば良い人たちなのだろう。

酔い覚めの朝にこんなことを思った大晦日である。

              ○
それにしても昨晩は飲みすぎて記憶がない。
今からどこに置いたかも分からない自転車を探しにいくよ。

全く、酒さえなければ人格者である自信があるのに酒がないと生きていける気がしないなんて、僕はどうしようもない男だよ。

こんな馬鹿だけど来年も宜しくお願いしますバカヤロウ二日酔いがひどい。

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