お前だけしかお前を救えないんだよ

救われないネタの宝庫である発言小町が好きだ。
それに寄せる無慈悲なコメント欄はまるで地獄絵図。匿名性が配慮を隠し、本性を剥き出しにさせているのだろう。

人間らしさがあって大変よろしい。

トピックを投稿する人も、コメントをする人も総じて「どうでもいいことを話し合えるちょうどいい友や恋人」がいないので街灯に集まる蛾さながら顔のないインターネットに集まってしまうのだろうか。

発言小町に限らずSNS全てが孤独の集まりだ。そして、ネットだけではなくこの現実も孤独で溢れかえっている。

ヒビ割れ崩壊しそうな現実をどうにかするために、人は新しい孤独の受け皿を求めてネットを開発推進してきたのだと思う。現実はどんどん狭くなっている。もう我々には理想郷を作りだし維持するほど余力はない。優しさは隅に追いやられ、今やネットにしか本音を呟ける場所がない。たいした希望もなく、麻薬と似たような楽しみを求める以外にやることが見つからないのが現代人の悩みだろう。

自分自身を楽しませてあげたいけれど何をすれば良いのかそれすら分からないといった人も案外多いと思う。現に淋しい人格の持ち主がこのブログに行きつくのだろうと思っている。

そういう方々のために僕は何度も書かねばならない。
僕らは永遠に一人ぼっちだ。

        ○
今日はこういう記事を読んだ。転載するのでまずは読んで頂きたいと思う。

「絶望感に苛まれる日々」
匿名希望
2016年1月1日 22:40

27歳の男です。もうすぐ28になります。

 僕は27年間、女性と付き合ったことはありません。
 友人もいません。いじめられて人付き合いが嫌いになりました。

 「20代で友人のいない人もいる」
 「40過ぎて初めて女性と付き合う人もいる」
 「50過ぎて結婚する人もいる」
と、いくら信じようとしても、今の僕が人より劣っているという考えに陥ってしまいます。
そういう人と身近に接したことがないからです。
身近にいるのは、友人が多かったり、彼女がいたり、結婚したりする人ばかりです。

仕事に打ち込もうとしてもできないんです。
「人より劣ってるのに仕事に打ち込んでも勝ち組にはなれない」
と思ってしまうんです。

いくらでも貶してもらって構わないんですが、そう思い続けてもう五年はたちます。
五年間、ぐるぐるぐるぐる同じことで悩み続けています。
その結果、できた友人、彼女はどちらも「ゼロ!」です。

もう我慢できないんです。なんとかしたいんです。今の悪い習慣を打破したいんです。
そのために考えていたことの一つが「一生独りを覚悟して、仕事に打ち込んで役に立つ」ことです。
他に、どんなことが有効でしょうか。
なんでもかまわないので、おしえてください。


転載終了


彼にはその道が本統の道に見えるのだろうが一生独りを覚悟して、仕事に打ち込むのは、実は一番楽な選択肢ではないか。


それはさておき、こういうものの扱いは大変難しい。なぜなら文章で伝えたって彼には本当の意味では届かない。

必要なのは答えではなく、コメント欄に寄せられた「仕事とはなんだ?」「まずは目の前のことをやれ」といった地獄の住人に向かって「うっせーバーカ」と言い返す気持ちだ。

小町にしろヤフー知恵袋にしろ、そこに人はいないと思った方がいい。彼らは人に憧れている鬼だ。だからトピ主を喰って肉体を得ようと必死なのだ。

後必要なのはそういうのを横座になりながらゲラゲラ笑い、お茶と御菓子を食べながら屁をこく鈍感な知人だろう。そんな奴と何を話せば良いんだと思うだろうが、実は、会話の99%は時間の無駄である。故に会話のほとんどは相槌で成立する。故に言葉のキャッチボールで進んでキャッチャーミットを着けてやるだけで良い。

とにかく誰とでもいいから話すことが孤独を隠す助けになる。そういう交友関係がある時点で悩み自体生まれてこないと反論されるかも知れないが、しかしまぁここは想像の為所だ。

前述したとおり「絶望感に苛まされる日々」は誰もが所有している。
どれだけ友人がいようが、どれだけ恵まれた恋人がいようが、どれだけ子に恵まれた生活を送ろうが、孤独な夜はやってくる。

昔いじめられた経験があるから必要以上に自分を守った結果、孤立したと言いたいのだろう。しかし今の自分は過去の自分と関係ない。人付き合いが嫌いだという自己暗示はやめて、またいじめられる覚悟で人が集まるところに行けばいいのではないだろうか。

僕が彼の友達ならきっと「授業だと思って風俗行け。裸になるのも怖いなら時間いっぱい悩みでも聞いてもらえ」と言うだろう。これは、できるだけ不真面目な表情で伝えねばなるまい。
言った後で腸にたまったガスを全部出す所存だ。


もう少し現実的なオススメとしては、急行とか止まらない各駅停車だけの駅周辺にある居酒屋や立ち飲み屋が適当かと思われる。そこには他人のことなどどうでも良いと言わんばかりに自分のことばかり喋りまくるおっさんや、関心事は他者のプライベートしかないおばさんがいる。まずはそこから会話を始めよう。

これは僕の持論だが、そういう店の常連には何故かけっこう可愛い(しかし飛びぬけて美人というわけではない)人がいる。週一回、えらく可愛い子が働いていたりする。
百聞は一見にしかず。行ってみたまえ。

ご存知だろうか?全ての酒場には上手に相槌をうてる男が不足している。君の出番かもしれない。


ここでのコツだが、自分を守ってしまう人はサトラレの如く他人に筒抜けの言動となっている。誰だって閉ざしているなら無理に開けない。だから友達が欲しそうな奴だと周りが気付けばおのずと向こうも警戒態勢を解くだろう。要はどこにいようが自然体を心がけよう。
良い奴ぶる必要もなければ悪ぶる必要もない。

彼女の作り方となると、これは教えることは出来ない。人それぞれすぎるし、太宰治も言っているように恋は一本勝負、タイミングだ。双方同意で始まる恋愛は本当に数少ない。
ただまぁ、彼女や奥さんのいる男がいたら嫉妬せず仲良くしておくと良い。そういう男から学べることはヤフー知恵袋より多いはずだ。


もし文面通り習慣を変えたいなら(変わった気になりたいなら)引越してみたり職場を変え、自発的理由を持って環境も習慣も物理的に変えてみれば良いのではないだろうか。

環境が変わるのだから必然的に自分も変わるだろう。

人は自分が思っているより自分ではないので環境から受ける影響はすぐに人格へ現れるものだ。

無論、引越し先に楽しい生活があるかなんて知らない。また別の孤独な毎日が待っているかも知れない。昨日騒がしかった居酒屋にだって孤独は住んでいる。

無論、そんな夜は何をしても無駄だ。あなたが疲れるように、世間だって疲れている時もある。そんな夜はコンビニに寄ってビールとエッチな雑誌買って帰るほかない。

あと言いたいことがあるとすれば、よく水を飲み、よく歩けってことくらいです。


では。

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