ブロガーは踊らない
いつか何かが終わってしまう。何が終わってしまうのかは分からない。けれどいつでも終わってしまうということは何故か少しだけ悲しい。
そろそろ2013年も終わる。今年最後のブログを書こうと思った。
今年を振り返ったりなんてしない。やり遂げた出来事を箇条書きにするのが正しい振り返り方だと思わないからだ。
2013年ぼくの肉体は28歳を迎えた。確かに、この心には葛藤があった。苦しみがあった。怒りがあった。悲しみがあった。そして尽きることもなく性欲があった。今年も、どうしようもなく孤独で誰とも分かりあえなかった。たったそれだけを表現するために一体どれほどの言葉が必要なのだろう。
今にも現実社会へと破裂し吹き出しそうな内向的な力は、時々は外側へ突き抜け他者に迷惑をかけたと思う。
どうか、ぼくを許さないでほしい。
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別れは、セックスの最中でもやってくる。そのことに気付いた頃、感傷は既に暇つぶしの一つだった。優しさはどこかの道路上で死んでいた。
あなたが抱いたその女は、抱いてはいけない女だった。あなたは女にまで自分と同じ不幸を味あわせたかっただけだった。せめて自分しか愛せないと分かっていたなら、もっとうまくやれただろうに。
あなたが体を許したその男は、決してあなたを幸せにするつもりがなかった。あなたの体を使って射精したかっただけなのに、いつかあなたさえセックスの快楽に「今考えねばならない現実」を投げていた。
心にナメクジが這っているような後悔を抱く前に、あなたは考えねばならなかった。
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あと数分で今年は終わる。
ブロガーは踊らない。ひたすらあなたを待っている。読まれるまでは本当に独りだ。感じてくれるまで活字の群に過ぎない。ブログは瓶の中に詰めた手紙さながら言論の海をさまよっている。
どれほど強く抗ってもブロガーとしての酒勾大将は絶対的な他者でありまたフィクションだ。あなたはいつも全てをノンフィクションにしたいと思っているのだろうが、どうやら今年もそれは叶わぬ夢だった。
今日も街には人が多すぎる。
真実はおろか、現実さえ書くにはあまりに時間がなかった。
今年はおろか、このエントリーさえ振り返る時間もない。
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