ぼくを好きだと言っていた君が、他の男とでも寝れるのだと知って
最近は、何か悪いことが起こったらその原因はだいたいぼくにあるのではないかと、ぼくは少しずつ気が付き始めている。
男と女にはルールがない、という話をしたいと思う。
○
君は少し寂しかったのだろう。
少し疲れていただけかもしれない。
ぼくは君がぼくを好きだとメールしてくるのを鬱陶しく感じていた。一度二度寝たくらいで彼氏と思わないでほしい。
付き合ってと言われたらそれはできないと言い返せるが、告白めいたことを君が言わないので断ることが出来ないでいる。
ぼくは今、恋人は要らないと何度も言っているし、2人きりでは会わないようにしている。
だけどここ数日連絡がないから心変わりでもあったのかと思った。わがままだけど、好かれることは嬉しいことなので去っていかれるのは寂しい。
実際は、他の男と遊んでいたんだね。ホテル街で君が男とラブホテルから出てきたところを見たよ。
見つけてしまったのは自然なことだった。なぜならぼくも近くのホテルに宿泊していたのだ。ホテルは基本的に10時がチェックアウトで、ぼくら10時にチェックアウトしただけの話だった。
- その男は優しく服を脱がせてくれた? -
- セックスは上手だった? -
- 終わった後でも優しい男だった? -
ぼくら恋人同士じゃないから、きみを批判する資格をぼくは持たない。
きっと誰もぼくらを批判できないだろう。あるがまま生きていればいずれ誰しもこうなる。いろんな人が誰かと寝て、そして別れてきた。
むしろ、ぼくは君に感謝しなければならない。
- 君は、他の男とだって寝れるんだね -
ぼくは男と女という不思議な関係について少しだけ物分かりが良くなったような気がする。
今朝、君はまた何もなかったかのようにぼくを好きだ、次はいつ会えるのかとメールを送ってきた。
メールを受信した時、ぼくはホテルで一緒に寝た女とはまた違う女とお風呂に入っていて、世間話をしたり肩にキスをしたりして戯れていた。
頭を洗ってもらいながら「この人はぼくのことずっと好きでいてくれるかなぁ」と思っていた。ぼくは頭を撫でてくれる女が、焼酎水割りくらいに好きだと思う。
ひとしきりお礼のキスをした後風呂から出て、濡れた頭のままメールに気付いた。
「私の片思いがいつか叶いますように」
そんな内容のメールを読んだ時、片思いならすでに叶っているじゃないか、と思った。もちろん片思いが両思いになりますようにと言いたいのだろうと解釈しているが、片思いが叶ってどうする。
片思いというのは永遠の恋を意味するしそれは叶わなければ叶わないほど輝きを増す。
叶ったら片思いじゃない。
片思いはいますでに叶っているのだ。
だから、君にぼくの魂を任せるつもりは今後絶対にない。
「ぼくは決して去らない。そして君のものにならないよ。」
どうかな。この態度を、君は喜んでくれるだろうか。
これなら君が他の男と幸せみつけるまで、ぼくらずっと楽しいままでいられる。
そうだろ?
○
いつか君が話したことを思い出しながらぼくはこのブログを書いている。コーヒーはもうぼくの心と同じくらいに冷めていた。
君には理想の男がいて、たくさんの願望を男に求めていた。その理想の男はテレビの見過ぎで作られたのだろうと思う。
自分へ向けても言いたいのだけど、聞いてくれ、そんな人間ぼくらの身のまわりにありはしないよ。
こことはまるで違った世界に住んでいるお互いの理想の恋人達は、時空を越えてこの世界へやってくる途中でひどく欠けた人間になっていてそれが君を惑わせている。
君が愛してやまないのは男のイデアだ。
そう。欠けた男を理想の男と勘違いして君は幻想を追いかける。そして理想と違うと知り夢破れたときに君は、男運がなかったとか、見る目がなかったとかいう言葉を借りて、全て忘れるという選択肢をとる。とらなければならない。
残ったのは幻影だ。かけがえのない幻想だ。勝手な思い込みから君は間違った道を歩いて男を傷つけ、身勝手にも傷つけたことを嘆いて、そしていずれ忘れ去るんだ。
男ばかりが悲しんだんじゃない。
女ばかりが苦しんだんじゃない。
どっちもどっちなんだ。ぼくだって孤独と悲しみの世界で1人、自分しか愛せずに生きている。
だからもう黙ってお酒を飲もう。
優しいぼくらの世界をお酒がそのまま、あるがままにしてくれますように。
男と女にはルールがない、という話をしたいと思う。
○
君は少し寂しかったのだろう。
少し疲れていただけかもしれない。
ぼくは君がぼくを好きだとメールしてくるのを鬱陶しく感じていた。一度二度寝たくらいで彼氏と思わないでほしい。
付き合ってと言われたらそれはできないと言い返せるが、告白めいたことを君が言わないので断ることが出来ないでいる。
ぼくは今、恋人は要らないと何度も言っているし、2人きりでは会わないようにしている。
だけどここ数日連絡がないから心変わりでもあったのかと思った。わがままだけど、好かれることは嬉しいことなので去っていかれるのは寂しい。
実際は、他の男と遊んでいたんだね。ホテル街で君が男とラブホテルから出てきたところを見たよ。
見つけてしまったのは自然なことだった。なぜならぼくも近くのホテルに宿泊していたのだ。ホテルは基本的に10時がチェックアウトで、ぼくら10時にチェックアウトしただけの話だった。
- その男は優しく服を脱がせてくれた? -
- セックスは上手だった? -
- 終わった後でも優しい男だった? -
ぼくら恋人同士じゃないから、きみを批判する資格をぼくは持たない。
きっと誰もぼくらを批判できないだろう。あるがまま生きていればいずれ誰しもこうなる。いろんな人が誰かと寝て、そして別れてきた。
むしろ、ぼくは君に感謝しなければならない。
- 君は、他の男とだって寝れるんだね -
ぼくを好きだと言っていた君が、他の男とでも寝れるのだと知ってぼくは嬉しかった。純粋な気持ちでそう思う。
ぼくは男と女という不思議な関係について少しだけ物分かりが良くなったような気がする。
今朝、君はまた何もなかったかのようにぼくを好きだ、次はいつ会えるのかとメールを送ってきた。
メールを受信した時、ぼくはホテルで一緒に寝た女とはまた違う女とお風呂に入っていて、世間話をしたり肩にキスをしたりして戯れていた。
頭を洗ってもらいながら「この人はぼくのことずっと好きでいてくれるかなぁ」と思っていた。ぼくは頭を撫でてくれる女が、焼酎水割りくらいに好きだと思う。
ひとしきりお礼のキスをした後風呂から出て、濡れた頭のままメールに気付いた。
「私の片思いがいつか叶いますように」
そんな内容のメールを読んだ時、片思いならすでに叶っているじゃないか、と思った。もちろん片思いが両思いになりますようにと言いたいのだろうと解釈しているが、片思いが叶ってどうする。
片思いというのは永遠の恋を意味するしそれは叶わなければ叶わないほど輝きを増す。
叶ったら片思いじゃない。
片思いはいますでに叶っているのだ。
だから、君にぼくの魂を任せるつもりは今後絶対にない。
「ぼくは決して去らない。そして君のものにならないよ。」
どうかな。この態度を、君は喜んでくれるだろうか。
これなら君が他の男と幸せみつけるまで、ぼくらずっと楽しいままでいられる。
そうだろ?
○
いつか君が話したことを思い出しながらぼくはこのブログを書いている。コーヒーはもうぼくの心と同じくらいに冷めていた。
君には理想の男がいて、たくさんの願望を男に求めていた。その理想の男はテレビの見過ぎで作られたのだろうと思う。
自分へ向けても言いたいのだけど、聞いてくれ、そんな人間ぼくらの身のまわりにありはしないよ。
こことはまるで違った世界に住んでいるお互いの理想の恋人達は、時空を越えてこの世界へやってくる途中でひどく欠けた人間になっていてそれが君を惑わせている。
君が愛してやまないのは男のイデアだ。
そう。欠けた男を理想の男と勘違いして君は幻想を追いかける。そして理想と違うと知り夢破れたときに君は、男運がなかったとか、見る目がなかったとかいう言葉を借りて、全て忘れるという選択肢をとる。とらなければならない。
残ったのは幻影だ。かけがえのない幻想だ。勝手な思い込みから君は間違った道を歩いて男を傷つけ、身勝手にも傷つけたことを嘆いて、そしていずれ忘れ去るんだ。
男ばかりが悲しんだんじゃない。
女ばかりが苦しんだんじゃない。
どっちもどっちなんだ。ぼくだって孤独と悲しみの世界で1人、自分しか愛せずに生きている。
だからもう黙ってお酒を飲もう。
優しいぼくらの世界をお酒がそのまま、あるがままにしてくれますように。
乾杯。
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